健康管理の最新常識
2022年5月9日 更新 / 2021年11月11日 公開

元ITコンサルタントが伝える
『チームで大きな成果を出す』プロジェクトマネジメント

産業看護職のしごと術 チームで大きな成果を出すプロジェクトマネジメント

産業看護職に必要とされるプロジェクトマネジメントとは一体どのようなものでしょうか?
今回は、チームで大きな成果を出すために有効な3つのテクニックを紹介します。

【講師紹介】
iCARE取締役COO 石野良朋

エンジニアとして大学卒業後、国交省のシステム開発に従事。開発チームを率いてチームで大きな成果を出すことにも面白みを見出す。コンサル企業やゲーム企業を経てCTOとしてジョインし開発組織を立ち上げ、人事部長も兼任。2020年8月より現職
※肩書・役職はセミナー配信当時(2021年2月)のものです。

大きな成果のためにプロジェクトマネジメントは必要

「早く行きたければ一人でいけ。遠くまで行きたければ皆で行け」

個人で出来ることには限界があります。大きな成果を出すためにはスピードだけでなくマンパワーが求められることもあり、チームで取り組む必要があります。チームには様々な人が所属するため、プロジェクトマネジメントが必要です。

プロジェクトマネジメントで今すぐ使える3つのテクニック

①最終ゴールを数字で決める
→目標を成し遂げることをやりがいに感じるような具体的な数値目標を必ず定める。
数字で設定しないと目標がぶれてしまう。

(例)
健康診断の最終ゴールを数字で決める。受診率100%、再検査100%、有初見2割減など

②中間ゴールを何個か決める
→1〜2ヶ月毎に目標を決めることで「思ったより出来ていなかった」という失敗を防ぐ。

(例)
4〜5月は東京支店の予約を90%以上にする
6〜7月は大阪支店の予約を90&以上にする
※2〜3ヶ月は計画に余裕を持って設定しておく

③細かいことは気にしない
→依頼したことをしっかりと出来ない人がチームにいることは多々あること。
細かいことは気にせず、まずは最終目標に向けてチームで進めていくこと。
途中で計画の変更はあってもいいので深く考えずゴールまでの道筋をざっくりと決めることが大切。
チームとして成し遂げることをモチベーションに!

①と②を決めるのはテクニックとして、③はマインドとして大切です。経験値を積むことで精度があがっていきます。

プロジェクトの大きさに関わらず2名以上になったときは、
相手の考えを理解するためにも3つのテクニック通りに動くと良いでしょう。
何なら自分1人でも上記で紹介したテクニックを実践してみてください。

失敗を予防するためには

先述の3つのテクニックのいずれかが欠けているプロジェクトは失敗します。

「何となくゴール分かってたけど具体的になんだっけ?」
→数字を設定できてない。

「気づくのが遅かった…!進んでると思っていた…!」
→中間ゴールを設定してない。チェックを怠っている。

「依頼したのにやってくれていない(怒)」
→気楽に!チームで達成することをモチベーションに。

予防するには「日報の提出」や「朝礼」などで、現状確認と報告する場を設けることが有効です。

また最終ゴールに到達したあとに、KPT法(Keep:続ける/ Problem:課題 /Try:次に試す)などのフレームワークを使って振り返ることで、次回のプロジェクトに活かせます。

元人事部長として大切にしていること

「解決できること」と「解決できないこと」をしっかりと分類することを意識してください。
解決できることは仕事面の悩み、解決できないことは上司との関係や家族との関係といった人間関係。
従業員の健康を守ることは仕事の生産性をあげることに繋がります。
そして、従業員のストレスを気遣うことは生産性を高め、目標とするゴールに近づくことに繋がります。

産業看護職の皆様へのアドバイス

産業看護職として成果を上げていくには、数字で視覚化しながらプロジェクトマネジメントすることが評価につながるでしょう。

(例)
30時間かかっていた仕事が10時間で出来るようにした。

数値化した報告はわかりやすく、他部署からの評価も得やすいです。
チームで成し遂げることをやり甲斐にプロジェクトマネジメントをすると良いでしょう。

執筆・監修

  • さんぽむら
    この記事を書いた人
    さんぽむら
    さんぽむらは、「産業看護職の価値を高める」コミュニティ。
    スキルアップやキャリアにまつわるお役立ち情報を発信しています。

お役立ち資料

  1. 健康経営優良法人2023 完全ガイドブック
    「健康経営優良法人2023 完全ガイドブック」の冊子をダウンロードいただけます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  2. 従業員の離職予防のカギは健康データにあり!データを活用した組織改善のノウハウを解説
    本資料では、離職予防につながる健康データの活用方法と担当者が抱える悩みに対する解決方法を知ることが出来ます。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  3. IT企業に適した健康管理体制基本ガイド
    IT企業が健康管理体制を構築する上でおさえておきたい、基本となるポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  4. ストレスチェックを効果的に行うための集団分析の基本を解説
    さまざまなストレス要因が増加する中、担当者にとって組織のメンタルヘルス不調対策は欠かせないものとなりました。 実際にストレスチェックを効果的に活用し、不調を予防する方法を紹介しています。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  5. 健康経営優良法人の攻略ガイド〜調査票の健康管理編〜
    健康経営優良法人取得に向けて、調査票作成という観点で押さえておくことが望ましいポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  6. Carelyの活用で健康経営優良法人を攻略する
    認定企業数が増え続けている健康経営優良法人。 変化の激しい現代では、コロナウイルスへの対応項目やSDGsへの取り組み項目など、新しい項目が続々と追加されています。 そんな中、毎年取得し続けなければいけない健康経営優良法人にプレッシャーを感じていませんか? 今回は、健康管理システム「Carely」を使って、健康経営優良法人を効率的に取得する方法をお伝えします。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  7. Carelyサービス資料
    健康管理システムCarelyの大企業向けサービス資料です。 Carelyは産業保健スタッフや人事労務の実務担当者の方が抱える、健康診断、ストレスチェック、過重労働等の健康データを一元管理し、効率的に実施する仕組みづくりをサポートします。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  8. 定期健康診断の事後措置ガイドブック 冊子版(PDF)
    健康診断の義務は、実施よりも"事後措置"の方が重要です。業務効率化を図りながら、ミス・モレのない実務ノウハウを解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  9. 健康経営2021 ステップアップ講座
    2020年は健康経営推進担当者にとって波乱の年になりました。今年そして来年以降の健康経営計画の見直しをふまえた、最短で認定取得を目指すステップアップ講座です。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  10. 製造業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    製造業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  11. 外資系企業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    外資系企業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  12. 特殊健診は怖くない!有機溶剤編
    初めて特殊健診を管理する保健師・衛生管理者向けに、「有機溶剤予防規則に基づく健康診断」について解説しました。(監修:産業医・労働衛生コンサルタント 山田洋太)
    健康診断
    資料をダウンロードする
  13. 健康診断をペーパレス化。メリットと外部業者の選び方
    まだ紙で管理しますか?延べ200社の健康診断の管理をペーパレス化してきたから分かった、人事労務・保健師の業務を効率化するコツと運用法を解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  14. 働き方改革の新しい義務『健康情報管理規程』の策定マニュアル
    厚労省から公表されているサンプルでは分かりづらい、という人事の方へ。ハンザツな規程作成が5ステップで完了します。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする
  15. 集団分析の社内報告マニュアル
    ストレスチェック担当者が、上司・経営者から評価を得るために。厚労省の判定図の正しい読み方から社内報告の方法を産業医視点で解説します。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  16. ベテラン人事こそ失敗する、休復職者対応5つの落とし穴
    「スムーズに復職は、休職前の準備は大事」 人事の工数を最小限におさえる休復職対応を、保健師が解説します。
    産業医
    資料をダウンロードする
  17. 先回りメンタルヘルス対策
    -IT企業編-
    クリエイティブ職が多いIT企業だからこそ注意が必要なメンタルヘルスの予防と対策。心の問題以外にも焦点をあてて解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  18. 見逃し配信 / プレ健康経営サミット
    「従業員の健康を第一にする」というのは、実は健康経営ではありません。企業の事業戦略に基づいた、「本質的な健康経営」を紐解きます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  19. 健康管理のデジタル化に、失敗する理由と成功した事例
    2020年春、新型コロナウイルスの流行によりテレワークが余儀なくされました。これまでのアナログな健康管理では、従業員の健康を守ることが難しくなりました。健康労務をペーパレス化して法令遵守を徹底するための企業事例を解説しました。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  20. 従業員50人からはじめる健康管理の法令遵守
    どこまで健康管理業務を徹底すれば、法令遵守になるんでしょうか?労務管理の義務が増える従業員50人を超える”前”から読んでおきたい入門ガイドを産業医が書き下ろしました。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする