インフルエンザの症状が出てからでは遅い! 職場の感染予防を徹底しよう

2020年5月18日 更新 / 2019年9月20日 公開
衛生委員会を有効活用
インフルエンザ予防3つのポイント

インフルエンザの最も特徴的な症状は突然の高熱です。昨日まで元気だった社員が高熱を出した場合はインフルエンザを疑いましょう。インフルエンザ予防のポイント3つと職場の清掃や消毒の方法について解説します。

インフルエンザの症状

インフルエンザの主な症状を見てみましょう。

  • 38℃以上の突然の高熱
  • 関節痛
  • 喉の痛み
  • 筋肉痛
  • 鼻水
  • 嘔吐や下痢

なお、高齢者の場合は肺炎を併発する恐れがあります。

突然の高熱はインフルエンザの特徴です。また、風邪にはあまりない関節痛や筋肉痛、頭痛といった全身症状がみられます。一方でくしゃみやせき、鼻水といった呼吸器系の症状が主で38℃以内であれば風邪を疑った方が良いでしょう。

感染経路を知ろう!

インフルエンザの予防には感染経路を知っておくことが大切です!

飛沫感染

せきやくしゃみで飛び散ったウイルスを鼻や口から吸い込み、感染することです。飛沫は直径0.005mmと大変微細な粒子で、当然目には見えませんから多くの人は知らないうちにウイルスを吸い込んでいます。

接触感染

例えば感染者がせきやくしゃみ、鼻水がかかった手でドアノブに触ると、ウイルスが付いてしまいます。ウイルスが付着したドアノブを健康な人が触れ、さらにその手で口や鼻を触ることで感染してしまうのです。このほか食品、汚物、便器など、感染者が接触したものであればあらゆるものが該当します。

インフルエンザの感染を防ぐ! 予防法3つ

では次に上記の感染経路を避ける具体的な予防法の解説に移りたいと思います。

1 近づかない

インフルエンザの感染予防で最も重要と言われているのが対人距離を保つことです。なぜなら、感染者とある程度の距離を保つことで感染のリスクを大幅に下げることができるからです。ですので、逆に言えば感染者が活動することで感染のリスクが高まるとも言えるのです。

「感染者に近づかない」ことを守れば、せきやくしゃみによる飛沫感染を防止できます。飛沫は2メートル先に落下すると言われているので、感染者とは2メートル以上離れていること、近づかないことが大切です。また、感染者がどこにいるかわからない人混みもなるべく避けましょう。

2 うつさない

感染させないためにはうがい手洗いと、せきエチケットを徹底させることが大切です。

せきエチケットとは、せきやくしゃみをするときに口と鼻をハンカチなどで覆うことです。なお、健康な人がマスクをつける場合は感染防止効果はあまり期待できませんが、症状がある人ならマスクも感染防止になります。

また、職場で除菌剤を使って清掃を行うのも良いでしょう。これについては後ほど説明します。

3 増やさない

ウイルスを増やさないためには、加湿とこまめな換気をすることがポイント。インフルエンザウイルスに加湿が有効なのはご存じかと思いますが、冬場は暖房による乾燥が進みやすいので各部屋に加湿器を設置するべきでしょう。また、寒いからと締め切った状態にしているとウイルスの濃度が上がってしまうので、ここは社員の方々にも我慢してもらって、職場の換気を行ってください。

なお、初期感染でインフルエンザに負けない体を作るには十分な睡眠と栄養を取り、過労を避けるようにするのがベストです。冬の残業は少なめにした方が良いかも……?

4 そのほか

ほかに有効な対策として、定期的な予防接種や抗インフルエンザウイルス薬を飲むことなどが考えられます。

また、事業者としては厚生労働省のサイトなどでその年ごとに流行するインフルエンザの最新情報を収集しておくことも大切です。特に新型インフルエンザが海外で流行している場合はパンデミックに備え、積極的に情報を集めるべきです。

お役立ち資料"「従業員の健康管理における実態と課題」を調査"をダウンロードする
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インフルエンザの症状がある場合は職場の清掃や消毒を

せきやくしゃみの飛沫に潜んでいるウイルスは感染者の元を離れても感染力を保ち続けているそうです。そのような接触感染を防ぐためには職場の清掃や消毒をしてウイルスを除去しましょう。

不特定多数が触れる物を消毒しよう

多くの人が出入りする部屋や触る部分を徹底的に消毒しましょう!

  • 机、テーブル、椅子
  • ドアノブ、手すり、スイッチ
  • トイレの流水レバーや便座

なお、消毒は最低1日1回は行うことが望ましいとされています。

また、インフルエンザに感染した社員が発症する直前まで勤務していた場合は、なるべく感染者が触れたと考えられる場所を消毒するようにしましょう。もちろん掃除をする人はマスクと手袋を忘れずに。

有効な消毒剤

インフルエンザウイルスには次亜塩素酸ナトリウム、イソプロパノール、消毒用エタノールが有効だとされています。

ですが、注意してほしいことがあります。

消毒をする時に霧吹きを使っていませんか? 便利ですが、やめた方がいいです。霧吹きを使うと十分に消毒ができなかったり、ウイルスが舞い上がったり、清掃作業をする人の健康に悪影響を与える可能性があるのです。霧吹きではなく消毒液に浸したタオルや雑巾を使って清掃をしてくださいね!

さいごに

今回はインフルエンザの症状から予防方法までを解説しました。近づかない、うつさない、増やさないの3つを守って職場でも個人でもインフルエンザに備えてくださいね。

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