感染症対策でオフィスの安全を証明
2022年6月8日 更新 / 2019年9月20日 公開

インフルエンザの症状が出てからでは遅い! 職場の感染予防を徹底しよう

インフルエンザ予防3つのポイント

インフルエンザの最も特徴的な症状は突然の高熱です。昨日まで元気だった社員が高熱を出した場合はインフルエンザを疑いましょう。インフルエンザ予防のポイント3つと職場の清掃や消毒の方法について解説します。

インフルエンザの症状

インフルエンザの主な症状を見てみましょう。

  • 38℃以上の突然の高熱
  • 関節痛
  • 喉の痛み
  • 筋肉痛
  • 鼻水
  • 嘔吐や下痢

なお、高齢者の場合は肺炎を併発する恐れがあります。

突然の高熱はインフルエンザの特徴です。また、風邪にはあまりない関節痛や筋肉痛、頭痛といった全身症状がみられます。一方でくしゃみやせき、鼻水といった呼吸器系の症状が主で38℃以内であれば風邪を疑った方が良いでしょう。

感染経路を知ろう!

インフルエンザの予防には感染経路を知っておくことが大切です!

飛沫感染

せきやくしゃみで飛び散ったウイルスを鼻や口から吸い込み、感染することです。飛沫は直径0.005mmと大変微細な粒子で、当然目には見えませんから多くの人は知らないうちにウイルスを吸い込んでいます。

接触感染

例えば感染者がせきやくしゃみ、鼻水がかかった手でドアノブに触ると、ウイルスが付いてしまいます。ウイルスが付着したドアノブを健康な人が触れ、さらにその手で口や鼻を触ることで感染してしまうのです。このほか食品、汚物、便器など、感染者が接触したものであればあらゆるものが該当します。

インフルエンザの感染を防ぐ! 予防法3つ

では次に上記の感染経路を避ける具体的な予防法の解説に移りたいと思います。

1 近づかない

インフルエンザの感染予防で最も重要と言われているのが対人距離を保つことです。なぜなら、感染者とある程度の距離を保つことで感染のリスクを大幅に下げることができるからです。ですので、逆に言えば感染者が活動することで感染のリスクが高まるとも言えるのです。

「感染者に近づかない」ことを守れば、せきやくしゃみによる飛沫感染を防止できます。飛沫は2メートル先に落下すると言われているので、感染者とは2メートル以上離れていること、近づかないことが大切です。また、感染者がどこにいるかわからない人混みもなるべく避けましょう。

2 うつさない

感染させないためにはうがい手洗いと、せきエチケットを徹底させることが大切です。

せきエチケットとは、せきやくしゃみをするときに口と鼻をハンカチなどで覆うことです。なお、健康な人がマスクをつける場合は感染防止効果はあまり期待できませんが、症状がある人ならマスクも感染防止になります。

また、職場で除菌剤を使って清掃を行うのも良いでしょう。これについては後ほど説明します。

3 増やさない

ウイルスを増やさないためには、加湿とこまめな換気をすることがポイント。インフルエンザウイルスに加湿が有効なのはご存じかと思いますが、冬場は暖房による乾燥が進みやすいので各部屋に加湿器を設置するべきでしょう。また、寒いからと締め切った状態にしているとウイルスの濃度が上がってしまうので、ここは社員の方々にも我慢してもらって、職場の換気を行ってください。

なお、初期感染でインフルエンザに負けない体を作るには十分な睡眠と栄養を取り、過労を避けるようにするのがベストです。冬の残業は少なめにした方が良いかも……?

4 そのほか

ほかに有効な対策として、定期的な予防接種や抗インフルエンザウイルス薬を飲むことなどが考えられます。

また、事業者としては厚生労働省のサイトなどでその年ごとに流行するインフルエンザの最新情報を収集しておくことも大切です。特に新型インフルエンザが海外で流行している場合はパンデミックに備え、積極的に情報を集めるべきです。

インフルエンザの症状がある場合は職場の清掃や消毒を

せきやくしゃみの飛沫に潜んでいるウイルスは感染者の元を離れても感染力を保ち続けているそうです。そのような接触感染を防ぐためには職場の清掃や消毒をしてウイルスを除去しましょう。

不特定多数が触れる物を消毒しよう

多くの人が出入りする部屋や触る部分を徹底的に消毒しましょう!

  • 机、テーブル、椅子
  • ドアノブ、手すり、スイッチ
  • トイレの流水レバーや便座

なお、消毒は最低1日1回は行うことが望ましいとされています。

また、インフルエンザに感染した社員が発症する直前まで勤務していた場合は、なるべく感染者が触れたと考えられる場所を消毒するようにしましょう。もちろん掃除をする人はマスクと手袋を忘れずに。

有効な消毒剤

インフルエンザウイルスには次亜塩素酸ナトリウム、イソプロパノール、消毒用エタノールが有効だとされています。

ですが、注意してほしいことがあります。

消毒をする時に霧吹きを使っていませんか? 便利ですが、やめた方がいいです。霧吹きを使うと十分に消毒ができなかったり、ウイルスが舞い上がったり、清掃作業をする人の健康に悪影響を与える可能性があるのです。霧吹きではなく消毒液に浸したタオルや雑巾を使って清掃をしてくださいね!

さいごに

今回はインフルエンザの症状から予防方法までを解説しました。近づかない、うつさない、増やさないの3つを守って職場でも個人でもインフルエンザに備えてくださいね。

執筆・監修

  • Carely編集部
    この記事を書いた人
    Carely編集部
    「働くひとの健康を世界中に創る」を存在意義(パーパス)に掲げ、日々企業の現場で従業員の健康を守る担当者向けに、実務ノウハウを伝える。Carely編集部の中の人はマーケティング部所属。

お役立ち資料

  1. 健康経営優良法人2023 完全ガイドブック
    「健康経営優良法人2023 完全ガイドブック」の冊子をダウンロードいただけます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  2. 従業員の離職予防のカギは健康データにあり!データを活用した組織改善のノウハウを解説
    本資料では、離職予防につながる健康データの活用方法と担当者が抱える悩みに対する解決方法を知ることが出来ます。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  3. IT企業に適した健康管理体制基本ガイド
    IT企業が健康管理体制を構築する上でおさえておきたい、基本となるポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  4. ストレスチェックを効果的に行うための集団分析の基本を解説
    さまざまなストレス要因が増加する中、担当者にとって組織のメンタルヘルス不調対策は欠かせないものとなりました。 実際にストレスチェックを効果的に活用し、不調を予防する方法を紹介しています。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  5. 健康経営優良法人の攻略ガイド〜調査票の健康管理編〜
    健康経営優良法人取得に向けて、調査票作成という観点で押さえておくことが望ましいポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  6. Carelyの活用で健康経営優良法人を攻略する
    認定企業数が増え続けている健康経営優良法人。 変化の激しい現代では、コロナウイルスへの対応項目やSDGsへの取り組み項目など、新しい項目が続々と追加されています。 そんな中、毎年取得し続けなければいけない健康経営優良法人にプレッシャーを感じていませんか? 今回は、健康管理システム「Carely」を使って、健康経営優良法人を効率的に取得する方法をお伝えします。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  7. Carelyサービス資料
    健康管理システムCarelyの大企業向けサービス資料です。 Carelyは産業保健スタッフや人事労務の実務担当者の方が抱える、健康診断、ストレスチェック、過重労働等の健康データを一元管理し、効率的に実施する仕組みづくりをサポートします。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  8. 定期健康診断の事後措置ガイドブック 冊子版(PDF)
    健康診断の義務は、実施よりも"事後措置"の方が重要です。業務効率化を図りながら、ミス・モレのない実務ノウハウを解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  9. 健康経営2021 ステップアップ講座
    2020年は健康経営推進担当者にとって波乱の年になりました。今年そして来年以降の健康経営計画の見直しをふまえた、最短で認定取得を目指すステップアップ講座です。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  10. 製造業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    製造業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  11. 外資系企業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    外資系企業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  12. 特殊健診は怖くない!有機溶剤編
    初めて特殊健診を管理する保健師・衛生管理者向けに、「有機溶剤予防規則に基づく健康診断」について解説しました。(監修:産業医・労働衛生コンサルタント 山田洋太)
    健康診断
    資料をダウンロードする
  13. 健康診断をペーパレス化。メリットと外部業者の選び方
    まだ紙で管理しますか?延べ200社の健康診断の管理をペーパレス化してきたから分かった、人事労務・保健師の業務を効率化するコツと運用法を解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  14. 働き方改革の新しい義務『健康情報管理規程』の策定マニュアル
    厚労省から公表されているサンプルでは分かりづらい、という人事の方へ。ハンザツな規程作成が5ステップで完了します。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする
  15. 集団分析の社内報告マニュアル
    ストレスチェック担当者が、上司・経営者から評価を得るために。厚労省の判定図の正しい読み方から社内報告の方法を産業医視点で解説します。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  16. ベテラン人事こそ失敗する、休復職者対応5つの落とし穴
    「スムーズに復職は、休職前の準備は大事」 人事の工数を最小限におさえる休復職対応を、保健師が解説します。
    産業医
    資料をダウンロードする
  17. 先回りメンタルヘルス対策
    -IT企業編-
    クリエイティブ職が多いIT企業だからこそ注意が必要なメンタルヘルスの予防と対策。心の問題以外にも焦点をあてて解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  18. 見逃し配信 / プレ健康経営サミット
    「従業員の健康を第一にする」というのは、実は健康経営ではありません。企業の事業戦略に基づいた、「本質的な健康経営」を紐解きます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  19. 健康管理のデジタル化に、失敗する理由と成功した事例
    2020年春、新型コロナウイルスの流行によりテレワークが余儀なくされました。これまでのアナログな健康管理では、従業員の健康を守ることが難しくなりました。健康労務をペーパレス化して法令遵守を徹底するための企業事例を解説しました。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  20. 従業員50人からはじめる健康管理の法令遵守
    どこまで健康管理業務を徹底すれば、法令遵守になるんでしょうか?労務管理の義務が増える従業員50人を超える”前”から読んでおきたい入門ガイドを産業医が書き下ろしました。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする