労基署への報告をお忘れなく!ストレスチェック報告書の書き方教えます

2019.10.11 更新 / 2019.8.28 公開
ストレスチェックで組織改善
労基署への報告をお忘れなく!ストレスチェック報告書の書き方教えます

平成27年12月から始まったストレスチェック制度。結果の報告書は平成28年4月1日以降の提出ですが、もう提出はお済でしょうか? 初めての書類で迷うことも多いと思いますので、書き方をまとめました。

ストレスチェック結果報告書の提出義務

ストレスチェックは実施することも重要ですが、実は結果の報告書の提出の義務もあります。初めての書類ですので、ストレスチェック結果の報告書の書き方を図解したいと思います。ぜひ、ご活用ください。

常時50人以上働いている会社は報告書の提出が義務化

労働基準監督署への報告書の提出は義務なのか?という部分は人事の方なら気になるところですよね。

常時50人以上の労働者を使用する事業場は、労働基準監督署への報告書の提出の義務があります。現時点では50人未満の事業場の場合、ストレスチェックの実施は努力義務で報告義務はありません。法的には「事業場ごとの人数」での規定ですから企業単位ではありませんが、例えば50人以上の支店では実施して、それに該当しない部署では実施しないというのは望ましくありません。

企業としての中長期計画の中で増員を検討している場合には、すぐに対応できる組織作りをしておくと良いと思います。

ストレスチェック結果報告書の準備

書類ダウンロード

厚生労働省のwebサイトから心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書(PDF)(以下、ストレスチェックの結果の報告書)をダウンロードし、印刷して使用します。予備も含めて3部、印刷しておきましょう。

※ 印刷時の注意点

  • Adobe Readerの印刷機能を使用する。(Adobe Readerの画面から[ファイル(F)]→[印刷(P)]を選択)
  • 提出後、機械での読み取りが行われるのでA4普通紙(白色度80パーセント以上)に印刷する。

ストレスチェックの結果の報告書

心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書(PDF)

報告書を書く前にQ&Aチェック

労働基準監督署への報告書の提出の際の注意事項を確認しておきます。
→ ストレスチェック制度関係Q&A(PDF)

記入上の注意

必ず黒のボールペンを使用して、枠からはみ出さないように大きめのアラビア数字で記入します。記入する項目のない欄は空白のままにします。

書類全体の項目を見渡す

まずは、ストレスチェック結果報告書の全体を見渡してみましょう。

まずは、ストレスチェック結果報告書の全体を見渡してみましょう。

全体を見渡すとこの書類に記入すべき項目が分かるので、用意すべきものを判断できます。

ストレスチェック結果報告書の書き方

一番上のグループ

ストレスチェックの結果の報告書、一番上のグループ

では、ストレスチェック結果報告書の一番上の項目から始めましょう。必要書類がそろっていれば、3分あれば十分です。さっそく始めましょう。

1. 労働保険番号

自社の労働保険番号を、左詰めで枝番号まで書きます。過去の労働保険の申請書類などに番号は載っていますが、分からない時には厚生労働省の労働保険適用事業場システムで番号を調べてください。厚生労働省の検索サイトはこちらです。

2. 対象年

今回の報告の対象となるストレスチェックが何年のものなのか、その実施年を記入します。ただし、1年を通じて検査をした場合、例えば人数が多い会社などでは1年の中でストレスチェックを実施しているケースもあります。

ストレスチェック結果報告書の2ページ目にも記載がありますが、『1年を通し順次検査を実施した場合、その期間内の検査の実施状況をまとめて報告できます。この場合、「検査実施年月」の欄には、報告日に最も近い検査実施年月を記入すること。』という規定がありますので、これに従ってください。

3. 検査実施年月

今回の報告の対象となるストレスチェックの実施年月を記入します。ストレスチェックを部署ごとに分けて年に数回行っている場合などは、1年分をまとめて報告します。この場合「検査実施年月」の欄には、報告日に最も近い検査実施年月を記入してください。

4. 事業の種類

日本標準産業分類の中分類に従って記入してください。総務省の検索サイトはこちらです。

5. 事業場の名称

事業場の正式な名称を記入してください。

6. 事業場の所在地

その事業場の所在地を記入します。問い合わせに備えて、確実に対応できる電話番号も記入します。

真ん中のグループ

上のグループが書き終わりましたので、真ん中のグループに移りましょう。ここも、2分はかからないと思います。

ストレスチェックの結果の報告書、真ん中のグループ

7. 在籍労働者数

検査実施年月の末日現在の常時使用する労働者数を記入してください。提出時点での労働者の人数ではないのでご注意ください。

8. 検査を実施した者

検査を実施した医師などについて、番号を選んでください。もし、2名以上の者が検査をした場合には代表者を決め、そのものについて番号を選んでください。ちなみに、選択肢「2」の事業場所属の医師(1以外の医師に限る。)」には、同じ企業内の他の事業場所属の医師が含まれ、選択肢3の「外部委託先」には、健康診断機関や外部専門機関が含まれます。

9. 検査を受けた労働者数

そのストレスチェックの報告の対象期間内に検査を受けた労働者の実人数を記入します。もし、複数回にわたって検査を受けた労働者がいる場合には、その者は1名として数えてください。

10. 面接指導を実施した医師

上記8と同様です。

11. 面接指導を受けた労働者数

医師が面接指導をすることが適当と認めた労働者のうち、申し出をして実際に医師による面接指導を受けた労働者の数を記入します。

12. 集団ごとの分析の実施の有無

ストレスチェックの検査後、集団としての分析を行ったか否かを選びます。

一番下のグループ

もう一息です。あと、2分で書き終えます。

ストレスチェックの結果の報告書、一番下のグループ

13. 産業医

その事業場の産業医の氏名を記入します。

14. 印

上記13の産業医の印鑑を押します。

15. 年月日

このストレスチェックの結果の報告書の提出の年月日を記入します。

16. 労働基準監督署長

所轄の労働基準監督署の名前を記入します。

17. 事業者職氏名と印

代表者の職名、氏名と印鑑です。

仕上げ

全て書き終わりましたので、見直しをして所轄の労働基準監督署に提出してください。

さいごに

ストレスチェックは実施も非常に重要ですが、それだけではあまり意味がありません。ストレスチェックを実施したら報告書を提出するという流れはセットにして対応しましょう。高ストレス者への対応も早めにできたら良いですね。

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