これまでの人材戦略、特にすでに働いている従業員に対しての取り組みや働いている状態というのは、会社の外部からも内部からも見えづらい領域でした。普段、人事部門に従事している方には意外かもしれませんが、一般の従業員から見ると「私たちの会社ではどんな人が働いているのか?」「会社は従業員のためにどんな制度を用意してくれているのか?」をよく知らないものです。こうした「人的資本」領域を開示するメリットは、投資家や取引先といった外部からの評価に加えて、開示する情報によってはすでにあなたの会社で働いている従業員の...