休職・復職にムリなく対応
2021年8月25日 更新 / 2019年8月29日 公開

復職支援に効果的! 復職のあいさつマナーとは

復職支援に「あいさつ」は効果的

休職期間が終了し、いよいよ職場復帰する従業員。人事としては、上司や同僚と上手く関係性を築き、働けるようサポートしたいですよね。復職後よりよい関係を築くには、はじめのあいさつが肝心です。復職時のあいさつは、誰に? いつ? 何を言うべきか? 復職が近づいた休職者にアドバイスができるようにしましょう。

復職支援に、「あいさつ」は効果的

復職後、よりよい復職支援を行っていくには、職場のサポートが不可欠です。復帰に対して復職者が不安を感じるのと同様に、受け入れ側の従業員も不安を感じているのではないでしょうか。育休後の復帰は自然と笑顔で、迎えることができるでしょう。しかし「メンタル」というワードがつくと、「どのように接したらいいのだろうか」、「気をつかわないといけなそう」とネガティブな感情が浮かんでしまうでしょう。このネガティブな感情は、復職者がどういう状況なのか、どのような配慮が必要なのかが分からず、復職者に確認することができないから発生します。

このようなわだかまりをとり除くためには、コミュニケーションが重要です。人と人がコミュニケーションを取る上で最も大切なことは「あいさつ」です。友達であっても、上司であっても、あいさつをすることで関係性ができあがりますよね。

復職後、上司や同僚とよりよい関係を築き、再休職になることなく就業するために、人事スタッフは復職時のあいさつマナーを確認し、復職者にアドバイスできるようにしましょう。

復職のあいさつは、復職初日すぐに直属の上司から

最初に悩むのが「誰にあいさつすべきか」です。
復職する際にあいさつをする相手・人数は、会社の規模や本人の立場によっても異なります。小規模の会社であり従業員全員にあいさつする場合もあれば、大企業のため自身が関わる部署内のメンバーだけにあいさつとなる場合もあるでしょう。さまざまなパターンがありますが、重要なのは、まず直属の上司にあいさつをすることです。休職中、復職者の相談に乗ったり、事務的な対応を行ってくれたりしたのは直属の上司ですよね。まずは一番お世話になった直属へのあいさつからはじめるべきです。復職の前日にメールや電話で、一報入れ、よろしくお願いしますとあいさつしておくと、なお丁寧でしょう。

休職を期に、部署を移動した場合など、他の部署の上司も休職に関わっていた場合は、その上司へのあいさつも忘れないよう伝えましょう。

復帰時のあいさつは、先送りにせず復帰した初日にまずはじめに行う必要があります。はじめにあいさつをしてから業務にかかるのと、そうでないのとでは印象が大きく異なります。人の印象は会って3~5秒で決まると言われています。そして人は最初の印象で、無意識にその人との付き合い方、距離感を決めてしまうのです。あらかじめ復職することを聞いていたとしても、長い間休務していた人がある日、何のあいさつもなく席に座っていたら、あれっと思う人も少なくはないと思います。

はじめの印象を良くして円滑に仕事を行うために、あいさつは出社後すぐに行うよう伝えましょう。朝にミーティングや朝礼を行っている場合は、そのタイミングで正式なあいさつをするのもいいでしょう。

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復職のあいさつでは、感謝の気持ちも伝えよう

次に復職のあいさつで言うべきことです。久しぶりに出社し、はじめのあいさつを行うとなると、緊張もするでしょうし、何を言ったらいいのか悩んでしまうかもしれません。もちろん病名やプライベートなことなど、言いたくないことは言わなくてかまいません。
基本的には以下のことを伝えるようにしましょう。

  • 休職を取ったことへの感謝
  • 休職中、一人ひとりの業務量が増えたなど、心配かけてしまったことへのあいさつ
  • 現在は病状が回復し、最低限の就業ができる状態にあること
  • 就業に対して前向きなであること
  • 就業する上で配慮をお願いしたいこと

※就業制限があれば、その旨も伝えるとスムーズです

病名や病状経過に関する詳しい説明はいりません。メンタル失調の場合、一度回復しても、環境の変化や忙しさにより症状が出現する可能性があります。本人がどのように対策をするかを考える必要がありますが、休憩を少し長めに取る可能性があるなど、就業をする上で配慮して欲しいことがあれば、伝えておくことで相手も何に気をつけたらいいのか、どのような気配りができるのかが明確になるため、お互いプラスになるでしょう。また時短勤務や残業禁止など、就業制限がかかっている場合も、あらかじめ伝えておくと、職場のメンバーの理解を得た上で働くことができ、不平不満が起きるのを防ぐことができます。就業制限等の業務上の配慮事項に関しては、上司から同僚に説明が済んでいる場合は、あえて本人の口から伝える必要はありません。

復職のあいさつは、あいさつする側が暗い表情で行うと、受け取る側も本当に大丈夫なのかと心配になってしまうため、笑顔で明るく行うことが大切です。

さいごに

復職した際に、職場で一番はじめに行うことは「あいさつ」と言っても過言ではありません。「おはようございます」のあいさつからはじめ、「休職中の対応の感謝、復職になったこと、前向きな気持ち、就業における配慮」を伝えることで、復職者、同僚がお互いに働きやすい環境を作ることにつながります。復職する際に伝えることは難しくありませんが、いきなりあいさつをしましょうと言われても、どのタイミングで何をいえばいいのか、意外と難しいですよね。健康な人にとってはあたりまえでも、復職者にとっては一大事な場合もあります。はじめの印象を良くして職場の理解、サポートを得ることで、よりよい復職支援ができるよう、人事がサポートしていきましょう。

執筆・監修

  • Carely編集部
    この記事を書いた人
    Carely編集部
    「働くひとの健康を世界中に創る」を存在意義(パーパス)に掲げ、日々企業の現場で従業員の健康を守る担当者向けに、実務ノウハウを伝える。Carely編集部の中の人はマーケティング部所属。

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