衛生管理者が行う定期的な職場巡視は、職場環境の衛生面や従業員の健康を維持するうえでとても大事な仕事であり、法律上実施が定められた義務です。とはいえ、多くの衛生管理者が人事・総務などの主業務を抱えているため定期的な職場巡視の業務負担は軽くありません。また職場巡視に限らず、職場環境の改善は衛生管理者と産業医が二人三脚で取り組んでいく業務です。そこで今回は、職場巡視という仕事の特徴から分かる衛生管理者がどこまでの役割をもち、どこから産業医に任せて良いのかといった実務上の基礎知識を詳しく解説していきます...