衛生委員会がマンネリ化しないためのポイント5つ

2019.9.17 更新 / 2019.9.17 公開
衛生委員会を有効活用
衛生委員会の運営に大切なこと

衛生委員会がある会社の皆さん、その衛生委員会はマンネリ化していませんか?
毎月1回以上の開催が必要なのに、回数を重ねるたびに何をしたら良いのか分からなくなってきたと悩める担当者の方、必見ですよ。

衛生委員会の運営

衛生委員会を運営する単位は事業場

常時使用する労働者が50人以上の事業場には設置が義務付けられている衛生委員会。衛生委員会の設置は会社単位ではなく、あくまでも事業場単位でのことです。
ですから、衛生委員会の運営も事業場単位のものと考えておきましょう。
ここでいう、事業場は労働基本法と同じ定義です。衛生委員会を適正に運営するためにも、事業場の規模や業種に応じて適切な判断が必要です。

衛生委員会の運営に大切なこと

では、事業場ごとの衛生委員会が設置されたとしてお話を進めていきましょう。

ポイント1  トップが陣頭指揮をとる

いくら労働者が頑張っても、会社が協力的な態度を示さなければ衛生委員会はマンネリ化したり形骸化したりしていきます。できれば、社長自らが衛生委員会の活動に対して積極的に対応したり、可能であれば時には社長自らが指揮をとったりすることも効果的です。

ポイント2  委員以外からも意見を集める

衛生委員会が運営され議事が公表されるだけでは、委員以外の人は参加意識が低く、衛生委員会の運営や活動内容への興味がどんどん薄くなっていってしまいます。注目を集められなくなると、結果的に衛生委員会の運営がマンネリ化してしまいます。

ポイント3  活動状況をチェックする

衛生委員会を運営するうえでも非常に重要なことですが、実際の活動状況のチェックをすることは衛生委員会の運営をマンネリ化させないためにも大切なことです。ぜひ、衛生委員会の運営や公表された議事に関しての活動状況をチェックするためのリストを作成してみてください。衛生委員会の設置をした後の状況、例えば活動はどうなっているか、協議がマンネリ化していないか、労使双方での協議ができているか、公表された議事に委員以外の労働者が注意を払っているか、ちょっと確認してみてください。

もちろん、作成するだけではなく、通常の業務でもおなじみのPDCAを忘れずにお願いします。

ポイント4  開催そのものを目的にしない!

毎月1回以上の開催がもちろん必要です。でも、衛生委員会の目的は委員会を開催することではありませんよね。とりあえず集まっておこうという気持ちでは、必要な調査や審議は適正に行えません。まずは、衛生委員会の目的をもう一度、考えてみましょう。

ポイント5  議題は労使双方が持ち寄る!

衛生委員会を運営するうえで、労使のどちらかからの議事しかないという状態は避けなければなりません。労働者の小さな声も、ひょっとしたら労災防止に大きな力となるかもしれませんよね。衛生委員会は、なぜ労使の協調と協力が必要なのかを考えれば、どちらかに偏った状態はまずいことがわかると思います。

衛生委員会の運営のコツ

衛生委員会の開催は毎月1回以上とされていますが、その議事を適正に用意しましょう。衛生委員会での調査・審議事項が事業場でどのように扱われているのか、定期的にチェックしてください。議事録をチェックして、調査すべき事項に漏れがないか、資料作成をして満足していないか?チェックすべきことはほかにもたくさんあります。

小さな災害が大きな災害を防止する上で非常に役立つこともありますので、事故の大小にかかわらず、衛生委員会として事故の把握と調査は徹底して行ってください。その結果を衛生委員会に持ち帰りいろいろな立場の委員から意見を聞くことで、衛生委員会の運営をマンネリ化することなく適切に機能させることにつながっていきます。

さいごに

衛生委員会は、事業場での労働災害を未然に防ぐために非常に重要な存在です。この組織が形骸化した場合、労働者にしわ寄せが行き、場合によっては会社の存続が難しくなることもあります。そうなる前に、ぜひ改善案を見つけてくださいね。

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