衛生委員会を有効活用
2021年8月25日 更新 / 2019年9月17日 公開

衛生委員会がマンネリ化しないためのポイント5つ

衛生委員会の運営に大切なこと

衛生委員会がある会社の皆さん、その衛生委員会はマンネリ化していませんか?
毎月1回以上の開催が必要なのに、回数を重ねるたびに何をしたら良いのか分からなくなってきたと悩める担当者の方、必見ですよ。

衛生委員会の運営

衛生委員会を運営する単位は事業場

常時使用する労働者が50人以上の事業場には設置が義務付けられている衛生委員会。衛生委員会の設置は会社単位ではなく、あくまでも事業場単位でのことです。
ですから、衛生委員会の運営も事業場単位のものと考えておきましょう。
ここでいう、事業場は労働基本法と同じ定義です。衛生委員会を適正に運営するためにも、事業場の規模や業種に応じて適切な判断が必要です。

衛生委員会の運営に大切なこと

では、事業場ごとの衛生委員会が設置されたとしてお話を進めていきましょう。

ポイント1  トップが陣頭指揮をとる

いくら労働者が頑張っても、会社が協力的な態度を示さなければ衛生委員会はマンネリ化したり形骸化したりしていきます。できれば、社長自らが衛生委員会の活動に対して積極的に対応したり、可能であれば時には社長自らが指揮をとったりすることも効果的です。

ポイント2  委員以外からも意見を集める

衛生委員会が運営され議事が公表されるだけでは、委員以外の人は参加意識が低く、衛生委員会の運営や活動内容への興味がどんどん薄くなっていってしまいます。注目を集められなくなると、結果的に衛生委員会の運営がマンネリ化してしまいます。

ポイント3  活動状況をチェックする

衛生委員会を運営するうえでも非常に重要なことですが、実際の活動状況のチェックをすることは衛生委員会の運営をマンネリ化させないためにも大切なことです。ぜひ、衛生委員会の運営や公表された議事に関しての活動状況をチェックするためのリストを作成してみてください。衛生委員会の設置をした後の状況、例えば活動はどうなっているか、協議がマンネリ化していないか、労使双方での協議ができているか、公表された議事に委員以外の労働者が注意を払っているか、ちょっと確認してみてください。

もちろん、作成するだけではなく、通常の業務でもおなじみのPDCAを忘れずにお願いします。

ポイント4  開催そのものを目的にしない!

毎月1回以上の開催がもちろん必要です。でも、衛生委員会の目的は委員会を開催することではありませんよね。とりあえず集まっておこうという気持ちでは、必要な調査や審議は適正に行えません。まずは、衛生委員会の目的をもう一度、考えてみましょう。

ポイント5  議題は労使双方が持ち寄る!

衛生委員会を運営するうえで、労使のどちらかからの議事しかないという状態は避けなければなりません。労働者の小さな声も、ひょっとしたら労災防止に大きな力となるかもしれませんよね。衛生委員会は、なぜ労使の協調と協力が必要なのかを考えれば、どちらかに偏った状態はまずいことがわかると思います。

衛生委員会の運営のコツ

衛生委員会の開催は毎月1回以上とされていますが、その議事を適正に用意しましょう。衛生委員会での調査・審議事項が事業場でどのように扱われているのか、定期的にチェックしてください。議事録をチェックして、調査すべき事項に漏れがないか、資料作成をして満足していないか?チェックすべきことはほかにもたくさんあります。

小さな災害が大きな災害を防止する上で非常に役立つこともありますので、事故の大小にかかわらず、衛生委員会として事故の把握と調査は徹底して行ってください。その結果を衛生委員会に持ち帰りいろいろな立場の委員から意見を聞くことで、衛生委員会の運営をマンネリ化することなく適切に機能させることにつながっていきます。

さいごに

衛生委員会は、事業場での労働災害を未然に防ぐために非常に重要な存在です。この組織が形骸化した場合、労働者にしわ寄せが行き、場合によっては会社の存続が難しくなることもあります。そうなる前に、ぜひ改善案を見つけてくださいね。

■弊社産業医山田作成の衛生委員会資料を無料でダウンロードできます‼︎ マンネリ化防止にご活用ください。
【iCARE】衛生委員会資料(健康診断総論)

■関連記事

・安全衛生委員会に関する基礎が知りたい方はこちら
安全衛生委員会の設置が義務だって知ってました?

執筆・監修

  • Carely編集部
    この記事を書いた人
    Carely編集部
    「働くひとの健康を世界中に創る」を存在意義(パーパス)に掲げ、日々企業の現場で従業員の健康を守る担当者向けに、実務ノウハウを伝える。Carely編集部の中の人はマーケティング部所属。

お役立ち資料

  1. 健康経営優良法人2023 完全ガイドブック
    「健康経営優良法人2023 完全ガイドブック」の冊子をダウンロードいただけます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  2. 従業員の離職予防のカギは健康データにあり!データを活用した組織改善のノウハウを解説
    本資料では、離職予防につながる健康データの活用方法と担当者が抱える悩みに対する解決方法を知ることが出来ます。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  3. IT企業に適した健康管理体制基本ガイド
    IT企業が健康管理体制を構築する上でおさえておきたい、基本となるポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  4. ストレスチェックを効果的に行うための集団分析の基本を解説
    さまざまなストレス要因が増加する中、担当者にとって組織のメンタルヘルス不調対策は欠かせないものとなりました。 実際にストレスチェックを効果的に活用し、不調を予防する方法を紹介しています。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  5. 健康経営優良法人の攻略ガイド〜調査票の健康管理編〜
    健康経営優良法人取得に向けて、調査票作成という観点で押さえておくことが望ましいポイントをお伝えします。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  6. Carelyの活用で健康経営優良法人を攻略する
    認定企業数が増え続けている健康経営優良法人。 変化の激しい現代では、コロナウイルスへの対応項目やSDGsへの取り組み項目など、新しい項目が続々と追加されています。 そんな中、毎年取得し続けなければいけない健康経営優良法人にプレッシャーを感じていませんか? 今回は、健康管理システム「Carely」を使って、健康経営優良法人を効率的に取得する方法をお伝えします。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  7. Carelyサービス資料
    健康管理システムCarelyの大企業向けサービス資料です。 Carelyは産業保健スタッフや人事労務の実務担当者の方が抱える、健康診断、ストレスチェック、過重労働等の健康データを一元管理し、効率的に実施する仕組みづくりをサポートします。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  8. 定期健康診断の事後措置ガイドブック 冊子版(PDF)
    健康診断の義務は、実施よりも"事後措置"の方が重要です。業務効率化を図りながら、ミス・モレのない実務ノウハウを解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  9. 健康経営2021 ステップアップ講座
    2020年は健康経営推進担当者にとって波乱の年になりました。今年そして来年以降の健康経営計画の見直しをふまえた、最短で認定取得を目指すステップアップ講座です。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  10. 製造業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    製造業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  11. 外資系企業人事担当者向け/お役立ち資料一括ダウンロード
    外資系企業の人事労務担当者向けに、調査データや健康管理の基本が詰まったお役立ち資料がまとめてダウンロードできます。
    健康管理システム
    資料をダウンロードする
  12. 特殊健診は怖くない!有機溶剤編
    初めて特殊健診を管理する保健師・衛生管理者向けに、「有機溶剤予防規則に基づく健康診断」について解説しました。(監修:産業医・労働衛生コンサルタント 山田洋太)
    健康診断
    資料をダウンロードする
  13. 健康診断をペーパレス化。メリットと外部業者の選び方
    まだ紙で管理しますか?延べ200社の健康診断の管理をペーパレス化してきたから分かった、人事労務・保健師の業務を効率化するコツと運用法を解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  14. 働き方改革の新しい義務『健康情報管理規程』の策定マニュアル
    厚労省から公表されているサンプルでは分かりづらい、という人事の方へ。ハンザツな規程作成が5ステップで完了します。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする
  15. 集団分析の社内報告マニュアル
    ストレスチェック担当者が、上司・経営者から評価を得るために。厚労省の判定図の正しい読み方から社内報告の方法を産業医視点で解説します。
    メンタル / 過重労働
    資料をダウンロードする
  16. ベテラン人事こそ失敗する、休復職者対応5つの落とし穴
    「スムーズに復職は、休職前の準備は大事」 人事の工数を最小限におさえる休復職対応を、保健師が解説します。
    産業医
    資料をダウンロードする
  17. 先回りメンタルヘルス対策
    -IT企業編-
    クリエイティブ職が多いIT企業だからこそ注意が必要なメンタルヘルスの予防と対策。心の問題以外にも焦点をあてて解説します。
    健康診断
    資料をダウンロードする
  18. 見逃し配信 / プレ健康経営サミット
    「従業員の健康を第一にする」というのは、実は健康経営ではありません。企業の事業戦略に基づいた、「本質的な健康経営」を紐解きます。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  19. 健康管理のデジタル化に、失敗する理由と成功した事例
    2020年春、新型コロナウイルスの流行によりテレワークが余儀なくされました。これまでのアナログな健康管理では、従業員の健康を守ることが難しくなりました。健康労務をペーパレス化して法令遵守を徹底するための企業事例を解説しました。
    健康経営
    資料をダウンロードする
  20. 従業員50人からはじめる健康管理の法令遵守
    どこまで健康管理業務を徹底すれば、法令遵守になるんでしょうか?労務管理の義務が増える従業員50人を超える”前”から読んでおきたい入門ガイドを産業医が書き下ろしました。
    法律 / ガイドライン
    資料をダウンロードする