
健康診断をさばくのに精一杯だった状況が、紙管理をCarelyに移行することでクリエイティブな仕事にとりかかる時間が生まれました。
「ユーザー満足度世界一のゲームスタジオになる」をビジョンに掲げるプラチナゲームズ。社内組織は大きくGame Creative DivisionとCooperate Creative Divisionに分けられ、いわゆる”管理部門”も企業をつくるクリエイターとして取り組むことが求められています。煩雑だった業務の大幅な削減により見えてきた今後の健康施策や、健康相談窓口の有効活用におけるヘルスケアサポートなど、企業のビジョン実現のための実践的な健康管理について、伺いました。
- 従業員数
- 300名
- 業種業態
- IT・情報通信業
- 導入理由
- 紙やエクセルでのデータ管理から脱したい
- 健康診断を効率化したい
- 会社の健康状態を可視化したい

遠隔社員や在宅勤務によって見えづらくなった社員の状況も直感的に把握でき、すばやいアプローチを実現
御社の組織体制について教えてください。
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森下さん:
弊社は大きく、ゲームクリエイターが所属する『ゲームクリエイティブディビジョン』とバックオフィスの社員が所属する『コーポレートクリエイティブディビジョン』に分かれています。
しかし、組織名が表すとおり、部署を問わず“全員がクリエイター”という意識を持って働くことが求められており、 我々バックオフィスの社員も事務屋ではなく会社を創るクリエイターとして仕事をする意識で取り組んでいます。
ゲームクリエイターがユーザーの期待を超えるようなゲームの開発に取り組む一方で、管理部門もそれを実現する環境を創るために創意工夫を凝らすクリエイターとして従事しています。
社員全員がクリエイターの意識で取り組んでいらっしゃるんですね。
現在大阪本社と東京支社があるかと思いますが、健康管理体制はどのように動かれているんでしょうか。-
森下さん:
弊社の管理部門の組織は、ヒト・モノ・カネで分かれており、私が所属しているのはヒトを扱うヒューマンマネジメントグループです。その中でも採用と労務に分かれていて、労務は3名で対応しています。
現在東京支社も事業拡大中ですが、管理部門の機能は大阪本社に集約しています。そんな中、Carelyでは遠隔社員の心身の状況が把握できることは大変助かっています。疲労やストレスの度合いなどオンライン上で包括的に確認できているので、ケアが必要な社員にアプローチがしやすくなりました。
オンラインでの体制ができていないと、特に遠隔の社員に対してアプローチが難しい場合もありますよね。
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森下さん:
遠隔もそうですし、今まで情報としてはあったものの別々に管理していたので、詳細の把握に時間がかかっていました。
Carelyによってどれくらいの残業時間で、どういう状態で、どういうストレスがかかっているのか、などの情報が直感的に確認できるようになり、アプローチの質も上がりました。
当初の目的だった健診業務の効率化に加えて、その先の健康サポートに着手できるように
Carelyの導入背景としては、第一に健康診断の効率化だったと伺っています。詳しく教えていただけますか。
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森下さん:
健康診断の効率化はずっとやりたいと思っていました。
従業員も増えていく中、アナログな業務がすごく多いことに課題を感じていました。物量的にもさばくだけで精一杯になり、それこそクリエイティブな仕事ができていませんでした。
そこにコロナがやってきて在宅勤務になることで、そもそも紙のやりとりができなくなるので、急ぎツールを探し始めました。
他社サービスとの比較検討もされたかと思いますが、決め手を教えてください。
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森下さん:
健診代行サービスは他にも様々ありますが、ただ業務の外部委託に終始するものばかりでした。そんな中、健診業務の効率化に加えて、受診した結果をデータとして社員の健康向上に活用できるシステム設計がなされているはCarelyだけでした。
その他にも、産業医とのやりとりやオンラインでの健康相談窓口など、健康管理を横串しで行えるところが決め手となりました。

ありがとうございます。実際使ってみていかがですか?
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森下さん:
想定外のことが起こるなどして、我々が全ての健診関連業務から解放されたわけではありませんが、一番に思うことは、担当の林さんをはじめiCAREさんに、これまでの煩雑だった泥臭い業務を一手に引き受けてもらっているような感覚です。
Carelyは本当に痒いところに手が届くサービスですし、これからリモート勤務が進んでいくことも予想される中、時代にあったサービスだなと感じています。
それではより具体的な部分を伺えればと思いますが、健診業務は導入前とどのように変わりましたか?
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森下さん:
これまでは事務的な作業にかなり時間がかかっていました。
例えば、受診案内に対して未回答の社員をリストでチェックして個別に回答を催促したり、紙で来た健診結果を配布する際も、机に置きっぱなしというわけにもいかないので対面で渡すために社員を探し歩いたりと、事務的な作業が多くて時間を取られることが課題でした。Carelyではそれらを全て一括管理できるようになりましたし、結果がデータで見られることでやっとクリエイティブな業務に時間が使えるようになったと実感しています。
空いた時間で取り掛かれるようになった業務はありますか?
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森下さん:
現在はCarelyでの健康管理の業務削減に続いて、管理部門全体の業務改善を進める準備をしています。
今後継続的に業務削減できるようになれば、働き方改革の施策や人事研修などにも取り組んでいきたいと思っています。
何かがあったときの相談窓口として、人事を介さず第三者的な活用ができるのが魅力
導入理由にも上げられていた健康相談窓口について。御社は従業員様の利用率も高く、しっかり活用いただけている印象です。
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森下さん:
これまでは何かあったときのかけ込み寺として、労務チームと産業医というリソースしかなかったので、なかなか産業医面談をメインに活用するのが難しいという実情がありました。
Carelyの相談窓口だと、オンライン上のチャットということで従業員にとっても心理的ハードルも低いですし、人事を介さずに利用できる、第三者的な立ち位置ができるのがすごくよかったです。
森下さん自身も使っていただけたんですよね?
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森下さん:
「在宅勤務の相談に対して丁寧に答えてもらえた」や「解決には至らずともヒントをもらうことができた」など、感想を聞いています。
労務チームとしても、社員から相談をもらっても最終的には「病院にいくのがよさそう」という回答になることが多かったので、その前の絶妙なアドバイスをもらえるのがとてもありがたいです。
相談窓口では、健康診断やストレスチェックなどがひとつの場所で質問できます。加えて、ハラスメント窓口も今後どんどん活用いただければと思います。
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森下さん:
ハラスメント窓口は、取り組みたいと思いながら手をつけられていない部分だったので同じサービスで構築できたのはよかったです。既に健康相談窓口が機能してきているので、引き続き気軽な相談場所として、活用促進していきます。

ありがとうございます。
それでは今後のCarely活用について、教えていただけますか。-
森下さん:
従業員に対しては健康相談窓口はどんどん使っていってほしいですし、従業員自身の身体やメンタルに関するデータが溜まっていくので、それをセルフケアに繋げられるような意識づけができたら良いなと思っています。
食事や運動、早寝早起きなど小さな一歩でも考えてもらえるきっかけにつながったら大成功だなと思います。
小さな一歩が大切ですね。さいごに、今後の健康管理について教えてください。
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森下さん:
社員一人一人が自分の健康は自分で守れるように、意識づけをしていきたいです。
どうしてもこの業界だと根詰めなきゃいけない場面も出てくるので、それはそれで受け入れながらも、その分健康に関する知識をしっかりつけて、実践できるような体制を整えていきたいです。
会社としてできることは限られてはいる中で、何かきっかけを与えられるようなアプローチをできればと思っています。
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